努力・継続は挫折しやすい
ものごとを継続するというのは非常に大変なものですよね。
他人を巻き込むことではなく、自分一人で出来ることであっても、意志の弱さは虎視眈々と機会を狙っていて、それに付け込まれてしまうと、気づけば当初決めた目標をすっかり忘れてしまっている。
そして、後悔をしてまた継続をしようと決心をして、初めて見るも、結局前に進めていない…。
意志の弱さは鍛えられない
ちょっと極端ですが、最初から「意志の強さは鍛えられない」と私は割り切るようにしています。
私は、本当に意志が弱い人間です。本当に意志が強い人は「オレ、意志弱いかも?」と思うことは一度もないはずです。
今日から意思を強く持つんだと思っても、結局数日も経てばその意気込みは完全にしぼんでしまっています。
何かの本で、「目標は立てたその瞬間が最も楽なときである」と読んだことがあります。
たしかに目標を立てること自体は、全く努力を必要とせず、達成したときの自分を頭で思い描くことも出来るため気持もいいですよね笑。
しかし、そこから始まる努力の過程は大変になる一方です(正しくいえば、その努力の継続が習慣として身体に染み付くまでは大変になる一方ということです)。
これまで何度となく、目標を立ててきました。
年末年始などにかぎらず、それこそ毎週末(プライベートな)来週の目標を立てては、失敗して次の週末を迎えるということも多くありました。。
そのため、これまでの経験から、「自分は常に甘さを持ち合わせているタイプの人間で意志を強くすることは出来ない」と考え始めました。
この考えそのものが甘いですよね笑。
目標は2段階で設定をする
そんな意志の弱い私が目標を設定するときに心がけているのが、二段階の目標を決めるということ。
2段階とは「最低ライン」と「希望ライン」です。
「最低ライン」は文字通り、何があってもこれだけは必ずやる。お酒を飲んでいても、仕事が忙しくても、前日の睡眠時間が足らなかったとしても、必ずやると決めるところ。
「希望ライン」は逆にできたらいいなぁというあまあまのライン。もちろんほぼ不可能なものでは意味がないため、現実的に「できたらいいな」を考えます
例えば、私は必ず毎日運動をするように決めていますが、次のようにしています。
最低ライン:毎日15分のランニング
希望ライン:1時間10kmの長距離ランニング
最低ラインはたった15分なので、仕事が忙しくても必ず捻出できます。希望ラインも極力時間を取ろうとしているのですが、現実的にどうしても難しいという場合もあります。
継続できなかったという挫折感がNG
最低ラインはあまりにも簡単すぎるのでは?と思った方もいるかもしれません。
15分のランニングはたしかに脂肪の燃焼もほとんど起きず、体力向上にもつながらないため、運動としてあまり意味があるわけではないかもしれません。
しかし、重要なのは、「続けられている」という感覚です。
一度、挫折した、続けられなかったという気持ちを味わうと、そこからまた再開するのは、本当にハードルが高くなってしまいます。
「一日サボったなら二日サボっても変わらないか」とズルズルとまずい方向に進み始めてしまいます。
なので、「続ける」ということを感じられるように、最低ラインは、想像以上に簡単なものを設定することをオススメします。
始めてしまえば続けられる
「お酒を飲んだ後でも行うことが出来るか?」は一つの重要なポイントかもしれませんね。
私はお酒が入ってしまうと本当に何もやる気がしないのですが、それでも酔い覚ましにと軽くランニングをする癖をつけることが出来ました。
(健康的にいいものなのかどうかは分かりませんが…)
また、最低ラインだけでも達成しようと思って、まず始めてみてしまえば、意外にももう少しやってみるかという気分になるものです。
「15分だけでも走るか」と思っても走り始めると「せっかく着替えて外に出たのだからもう少し続けるか」という気持ちに変化することも多いです。
まとめ
ここで紹介したように、なかなか継続できないという方は、目標は2段階で設定をしてみてください!
重要なのは、「最低ラインは何があっても出来ることを設定する」ということです。
このくらいは出来るだろうと考えても、その半分程度にする方が良いかもしれません。
継続できているという感覚が肝になります。