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走るときはかかとから、つま先から着地?
走るときは踵から着地すべきか、つま先から着地すべきか。
様々なサイトや雑誌で議論されている、ランナーにとってホットな話題です。
それについてラン歴約4年の筆者が、それぞれの着地を試してみました。その際に得られた感想をまとめています!
1.踵からの着地
踵からの着地とは、踵着地と言われ、最も一般的な着地方法です。
走っている時に、踵から接地し、踵中心に衝撃を吸収する方法です。
膝に優しいとされ、初心者の着地方法として勧められているものです。
2.つま先からの着地
つま先からの着地は、別名フォアフット着地と呼ばれています。
足の裏、親指の付け根である母指球で着地、衝撃吸収を行う方法です。
従来一般的とされてきた踵着地と、正反対の着地方法です。
なぜフォアフット着地がうたわれたのかというと、それは裸足ランニングという概念です。
裸足ランニングとは人間が本来裸足で生活していたことに基づくものです。シューズを履くよりも、裸足の方が脚に優しいとする説です。
裸足で走るときは踵ではなく、つま先から着地します。したがって裸足ランニングはフォアフット着地を推奨しています。
3.かかとの着地を試した結果

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初心者におすすめであり、膝に優しいとされているかかとの着地を、筆者が試してみましが、それほど膝に優しいと思いません。
むしろ膝に衝撃がきて、膝に良くないし、怪我につながりそうな印象でした。
また踵から着地しようと意識するとどうしても不自然になりますし、絶えずブレーキがかかっている感じがしました。
踵着地はスピードに乗りづらく、膝にも優しくない印象がありました。
4.フォアフットを試した結果

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フォアフット着地は明らかに踵着地とは違いました。
フォアフット着地の方が衝撃が少なく、膝への負担が少ないです。
また短距離をダッシュするときは、自然とフォアフット着地になります。
そのためフォアフット着地はスピードに乗りやすい着地方法です。
踵着地よりもスピードが出しやすく、膝への負担が少ない。
これならフォアフット着地の方がいいんじゃない?と思われるかもしれません。
しかしフォアフット着地にも欠点がありました。それはふくらはぎに負担がかかることです。
筆者がフォアフット着地を試した際、最初快調に走れてました。
ところが途中でふくらはぎが痛くなってしまい、走れなくなりました。
走りやすいフォアフット着地にも思わぬ落とし穴があったんですね。
5.踵着地、フォアフット着地のまとめ
踵着地
・膝にそれほど優しくない
・着地でブレーキをかけている状態になり、走りづらい
フォアフット着地
・膝には優しい
・走りやすい
・ふくらはぎに負担がかかり、長距離を走るのに不向き
6.着地で意識すべきこと

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最後にラン歴4年の筆者が走りながら感じた着地のコツについて書きます。
筆者には踵着地もフォアフット着地も合いませんでした。
結局、走っている最中に踵から、つま先から着地すると意識すること自体が、走りをギクシャクさせてしまいます。
その結果、スピード乗れなかったり、脚に負担がかかってしまうため、着地では踵から、つま先からと、着地する場所を無理に意識する必要はないです。
では着地で何を意識すべきなのでしょうか?それはスムーズにかつ、ソフトに着地することです。
着地の衝撃をなるべく少なくなるように、着地することです。
足裏の1か所ではなく、全体で着地することを意識しましょう。
そうすることによって、脚への衝撃を和らげられ、スムーズに走ることができます。
7.まとめ
ランニングフォームは人によって様々です。
筆者も走りながら、自分に合った着地方法を身につけました。
基本的な型はあるものの、やはり自分にあった自然なフォームを身につけることが第一です。