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ハーフマラソンの平均タイム・目標時間の目安は?
ランナーにとっては、大きな節目であるハーフマラソン。
「ハーフが完走できればフルは近い」という人も多く、フルマラソンの半分の距離ですが、体力的には決して楽なものではありません。
ハーフマラソンの完走を目指すには事前にしっかりと走りこみや筋トレを行って身体を作る必要があります。
身体を作ることと大事なのは、どの程度のペースで走るのか、マラソンの大会前にしっかりと計画を立てておくこと。
初めて走る場合にはどの程度のタイムが必要になるのか、目安・基準がほしいですよね。
ここではそんなランナーのためにレベル別・男女別で一般的な平均タイムをご紹介しています。
ハーフマラソンの制限時間

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フルマラソンなどと同時に開催をされる都市マラソンの場合には、ハーフマラソンでも制限時間が設定されています。
交通規制などをしながら都市部で開催されることが多いため、仕方ありませんよね。
フルマラソン・ハーフマラソンともに制限時間は大会によって大きく異なりますが、ハーフマラソンは一般的に2時間〜3時間半で制限となってしまいます。
途中で歩かずに走り続けることを前提とするならば、この制限時間は決して難しいものではありません。
そのため、この制限時間は歩いてでもゴールをしようと考えるランナーを規制するだけであり、ゴールの目安とはなりません。
男女別の平均タイムは?
男女別のハーフマラソンの平均タイムは次のとおりです。
■男性:2時間05分
■女性:2時間15分
この時間は、男女別のみならず、年齢やレベル(アスリートから初心者ランナーまで)のすべてを含んだタイムとなっているため、かなりのばらつきがあります。
特に実業団などに所属をしながらマラソンを行っている人は1時間前後で完走をする人もいます。
また年齢別の平均タイムは次のとおりと言われています。
■20〜30歳:1時間30分
■30〜40歳:1時間55分
■40〜50歳:2時間20分
■50〜60歳:2時間30分
20〜30歳は上で書いたようなアスリートが多く分布する年齢となるため、とりわけ平均タイムが上がってしまうのかもしれませんね。
目標タイムはどのくらい?

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そのため、初めてハーフマラソンに出場をするような初心者ランナーは、次のレベルを目標としましょう。
■男性:1時間45分
■女性:2時間00分
ハードルが高いと思われた方もいたかもしれませんが、目標はやや高めに設定するのがコツです。
実際には目標タイムをクリアできないかもしれませんが、高めに設定した基準を超えようと練習をしていれば、間違いなく完走は簡単にできます。
「完走するのが目標」と設定をしてしまうと、大会間際でも「完走をするぐらいなら練習しなくても出来るかもしれない」と思い始めるかもしれません。
慣れるまでは、それだけマラソンの練習というのは継続するのが難しいものです。
最初からハードルを下げてしまうことのないように注意をしましょう。
ハーフマラソンの平均タイムより早く走るために
せっかくハーフマラソンを走るのであれば、ぜひ平均タイム以上に早く走りたいですよね。
繰り返しとなりますが、男女別の平均タイムは下記の通り。
■男性:2時間05分
■女性:2時間15分
男性を例にとってブレイクダウンをしてみると、約10kmで1時間、5kmで30分、1kmで6分という計算になります。
ハーフマラソンというと、通常のランニングよりも速いスピードで走りぬけるというイメージを持つ方も多いですが、1kmを6分という間隔は決して高いピッチではありません。
長距離を十分に走る筋力が足についていれば、一定のペースで最初から最後までをあせらずに走りきれるスピードになります。
ハーフマラソンに向けて、無理をして早く走る練習するよりも、しっかりと長距離を走る練習を継続的に行う方が効果的・効率的にハーフマラソンも走りきれるのではないでしょうか。
番外編
フルマラソンでは4時間以下で走るランナーをサブフォーという区分をしますが、ざっくりとハーフタイムの平均タイムでフルマラソンの距離を走りぬくレベルであり、決して簡単な壁ではないことが分かりますね。
ハーフマラソンのみならず、フルマラソンを目指している方は、ぜひこのタイムをひとつの目標として練習に励んでみたいですね。