マラソン・運動前のバナナは効果的か?食べる時間は…
マラソンを始め、ハードな運動前にはバナナを食べるのが効果的と言われることが多くあります。
持ち運びも簡単で値段も安い、さらには運動前の身体の調整に即効性があるなどいいことづくめのバナナですが、実際にはどのような効果があるのでしょうか。
レース前の一連の仕上げとして、バナナを食べるようにしている人も多いと思いますが、ここではその効果を確認し、何時間前にバナナを食べるべきなのかを解説します。
バナナでスタミナ・持久力向上

出典:https://tabimo.jp/
バナナはマラソンなどの長時間の競技を行う人にとって理想的な栄養素を含んでいます。
ブドウ糖・果糖・デンプンと運動時に失われる糖分をバランスよく補給することが可能です。
特にブドウ糖・果糖は吸収力が早いことからバナナは即効性があると言われる所以です。
糖分をしっかりと摂取できることで、身体はグリコーゲンを効率よく燃焼することが可能となり、スタミナ・持久力向上につながります。
怪我の予防につながる
マラソン・スポーツでは怪我の予防はしてもし足りないということはありません。
特に、痙攣や足がつるといったことは一度起きてしまうと長時間の運動を行うことは不可能となってしまいます。
バナナに含まれるマグネシウムは体内の栄養バランスを調整し、痙攣などを防ぐ効果があります。
水分不足から痙攣や足がつってしまう人も多いですが、単純な水では防ぎ切ることは難しいため、レース中も可能であればバナナなどを食べながら走るようにしたいですね。
クエン酸が疲労を軽減
スポーツドリンクなどにも多く含まれているクエン酸。
疲労を軽減する効果があることで知られていますが、バナナには多くのクエン酸が含まれています。
マラソンのレース中にも沿道でバナナが準備されていることも多いですが、レース中の補給も効果的といえますね!
バナナを食べるべきタイミングとは?

出典:https://tabimo.jp/
これまで見てきた通り、バナナを食べるのは運動前も運動中も効果的といえます。
ではどのタイミングで食べるのが最も効果が大きいのでしょうか。
即効性があると言われるとバナナは消化が良いものと思ってしまいがちですが、実は食物繊維も多く含むバナナは消化に時間がかかる食べ物です。
そのため、バナナ1本を丸々食べるのであれば、運動を開始する1時間〜1時間半前には食べておきたいですね。
小分けでバナナを食べるのも◯
あるいは一本を一度に食べてしまうのではなく、小分けにして15分刻みなどで少しづつ食べていくのもオススメです。
特に一般ランナーの方で完走までに5〜6時間かかってしまう場合には、事前の食事だけでは十分なエネルギーを身体に蓄積しておくことは出来ず、可能な限りレースギリギリのタイミングで補給をしておくのが理想的です。
一本をレース直前に食べれば消化不良で腹痛などにもつながりかねないため、少しづつ時間をずらして消化を図りながら食べていくのは賢い食べ方と言えますね。